枕の高さが姿勢のバランスに与える影響についてまとめてみました。カラダに合わない枕だと良質な睡眠がとれないだけでなく姿勢のバランスにも悪い影響を及ぼす可能性があります。是非とも最後まで読んでバランスのよい睡眠をとってください。
枕の高さと姿勢の関係性
枕の高さはなんとなく決めている人も多いかと思います。
でも枕の高さは良好な睡眠に影響するだけではなく、姿勢のバランスにも影響を与えているんです。
具体的には頚椎のバランスに影響を及ぼします。
頚椎とは背骨の中の首を構成している骨のことです。
第1~第7頸椎の7つの骨で首は構築されております。
そして頚椎はやや前側にカーブを描いているのが正常な首とされております。
これを頚椎の前弯と言っております。
首の骨はややカーブをしているのが正常なんです。
この頚椎の前弯が仰向けに寝た時にちょうど構成される枕が適切な枕となります。
しかしながら高すぎる枕だと頚椎の前弯がなくなってしまいます。
一般的にはストレートネックといわれております。
もし整形外科などでストレートネックと言われた方は枕が高すぎる可能性がありますので一度自分が使用している枕を検討してみてください。
逆に低すぎる枕を使用している人の頚椎は過度に前弯が生じてしまいます。
これも頚椎の骨のバランスに悪いのでちょうどいい高さの適切な枕にする必要があります。
適切な高さの枕を選んで是非とも良質な睡眠と正常な頚椎を目指しましょう。
適切な枕をどう選べばいいのか?
適切な枕は頚椎の前弯が崩れない枕を選べばOKですが、なかなか自分では決めれないと思います。
適切な枕かどうかの確認方法を説明します。
まず使用している枕に仰向けに寝てみます。
次に耳の位置と肩の位置を確認します。
耳の位置と肩の位置が床に対して平行になっていれば適切な枕です。
高すぎる枕の場合には耳の位置が肩の位置より高くなってます。
低すぎる枕の場合には耳の位置が肩の位置より低くなってます。
適切な枕の選び方のまとめ
- 適切な枕:耳と肩が床に平行
- 高すぎる枕:耳が肩より高い
- 低すぎる枕:耳が肩より低い
枕の高さが筋肉のバランスに及ぼす影響
枕の高さが頸部の筋肉のバランスにも影響を及ぼしてしまいます。
枕の高さで頸部の前後の筋肉バランスが崩れる可能性があります。
高すぎる枕 ⇒ 頸部の前方の筋肉が短縮・頸部の後方の筋肉が伸張 ⇒ 頭部が後屈しにくくなる
低すぎる枕 ⇒ 頸部の前方の筋肉が伸張・頸部の後方の筋肉が短縮 ⇒ 頭部が前屈しにくくなる
枕の高さは首の筋肉バランスに影響を及ぼす可能性もあるので是非とも適切な高さの枕を選んでカラダのバランスが崩れないようにしてみてください。
枕の高さが首の筋肉バランスに及ぼす影響のまとめ
- 適切な高さの枕:首の前後の筋肉バランスが良好
- 高すぎる枕:首の前側の筋肉が短縮 ⇒ 上が見にくくなる(後屈制限)
- 低すぎる枕:首の後側の筋肉が短縮 ⇒ 下が見にくくなる(前屈制限)
まとめ
適切な枕の高さは良質な睡眠だけではなく、姿勢や筋肉のバランスにも大きく影響を及ぼします。ぜひとも自分の枕が適切な高さになっているか確かめてみてください。
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