学校の机の位置がカラダのバランスに与える影響

姿勢のバランス

皆さんこんにちは。カラダのバランスの情報を発信しておりますバラウンサーです。本日は学校の机の位置がカラダのバランスに与える影響についてまとめてみました。

この記事を読んでほしい人

机の位置によって姿勢のバランスや筋肉のバランスに影響を及ぼすことが結構ありますので小学校~大学生までの皆さんや子どものご両親など是非とも読んでみてください。

・小学校~大学生の学生さん

・子どものご両親

・教員関係者(先生)

机の位置とカラダのバランスの影響

机の位置が姿勢や筋肉のバランスに影響を与えている場合があります。

姿勢のバランスや筋肉のバランスについては以下の記事でまとめております。

多くの学校の勉強環境は以下の写真のような環境だと思われます。

このような教室が小学校や中学校の教室の定番ではないでしょうか?

黒板が真ん中にあって、先生の机も真ん中にあって、そこで先生が授業を展開するパターンが多いと思います。

生徒さんたちは机に座って先生の話を真剣に聞く。もしくは黒板に書かれた内容を模写することも多いのではないでしょうか?

この時に、座る位置によって姿勢のバランスや筋肉のバランスに影響を及ぼす可能性があります。

座る位置によって姿勢や筋肉のバランスに及ぼす影響

黒板に対して左側に座っている人(窓側)

頭部を右回旋優位となりやすいので、頭部の位置が全身の姿勢に影響を及ぼします。

頭部右回旋 ⇒ 体幹左回旋 ⇒ 骨盤右回旋 

筋肉の左右バランスも崩れてしまいます。

胸鎖乳突筋 左優位 ⇒ 脊柱起立筋 左優位 

※ 坐っているので下肢筋の左右バランスにはそこまで影響は少ないです。

黒板に対して右側に座っている人(廊下側)

頭部を左回旋優位となりやすいので、頭部の位置が全身の姿勢に影響を及ぼします。

頭部左回旋 ⇒ 体幹右回旋 ⇒ 骨盤左回旋 

筋肉の左右バランスも崩れてしまいます。

胸鎖乳突筋 右優位 ⇒ 脊柱起立筋 右優位 

坐る位置の気を付けるポイント

座る机の位置によって上記のような姿勢や筋肉のバランスが崩れやすいため同じような位置にずっと座っているとますますカラダのバランスの崩れが生じやすいです。

そのため、定期的に席替えが重要になってきます。

窓側の席だったら、次回は廊下側の席にする。大学などの席が決まっていないタイプの授業スタイルなら真ん中の席に座ることでバランスの崩れは少ないです。

カラダのバランスの崩れを予防するポイント

頭部の回旋がカラダのバランスの崩れの原因となっているので、胸鎖乳突筋の左右バランスを調整することがポイントになります。

胸鎖乳突筋の左右バランスの確認方法

左の胸鎖乳突筋 活動 ⇒ 頭部 右回旋(頭を右に向く)

右の胸鎖乳突筋 活動 ⇒ 頭部 左回旋(頭を左に向く)

頭部を左右に回旋してみて向きにくい方がないかを確認します。

もし左が向きにくい場合 ⇒ 左の胸鎖乳突筋が伸びにくい ⇒ 左の胸鎖乳突筋が優位(緊張)

もし右が向きにくい場合 ⇒ 右の胸鎖乳突筋が伸びにくい ⇒ 右の胸鎖乳突筋が優位(緊張)

胸鎖乳突筋に対するストレッチ

① 左の胸鎖乳突筋のストレッチ方法(上の左図)

  1. 左の鎖骨が上に動かないように右手で押さえる。
  2. 右斜め上を見るように頭部を動かす。
  3. 左の胸鎖乳突筋が伸びているのを感じる。
  4. 10秒程度そのまま呼吸をつづける。

② 右の胸鎖乳突筋のストレッチ方法(上の右図)

  1. 右の鎖骨が上に動かないように左手で押さえる。
  2. 左斜め上を見るように頭部を動かす。
  3. 右の胸鎖乳突筋が伸びているのを感じる。
  4. 10秒程度そのまま呼吸をつづける。

胸鎖乳突筋の左右バランスが崩れている場合には脊柱起立筋の左右バランスも崩れている可能性が高いです。

その場合には、以下の記事で説明している脊柱起立筋の左右バランスの調整方法を実践してみるとカラダのバランスがより良くなります。是非とも試してみてください。

また、教室という環境以外にも環境がカラダのバランスに及ぼす影響については以下の記事でまとめておりますので、興味がある方は見てみてください。

最後に

今回は教室の机の位置がカラダのバランスに及ぼす影響についてまとめてみました。胸鎖乳突筋の左右差は、悪化すると見た目の左右バランスの崩れだけでなく偏頭痛や肩こりなどの症状にも影響する場合があるので、是非とも机の位置が姿勢や筋肉のバランスに及ぼす影響について考えてみてください。

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