骨盤の歪みが全身に及ぼす影響について

バランス

みなさんこんにちは。カラダのバランス情報を発信しておりますバラウンサーです。本日は骨盤の歪みが全身に及ぼす影響についてまとめてみました。骨盤はカラダの中心がある場所であり、ここが歪んでしまうと、全身の姿勢に影響を及ぼす結果となり、筋肉のバランスや関節のバランスや骨のバランスに影響を与えてしまう場合があります。是非とも最後まで読んでみて骨盤の歪みを調整してバランスの良い人生を歩んでください。

骨盤とは?

身体重心である第二仙骨がある重要な部位となります。骨盤が歪んでしまうと身体重心つまりカラダの中心が前後左右に崩れてしまう可能性が高くなってしまいます。

骨盤から上を上半身、骨盤から下を下半身といって、骨盤が歪むことによって上半身と下半身のバランスに影響を及ぼしてしまいます。

骨盤の歪みとは?

骨盤の歪みとは骨盤の左右のバランスが崩れてしまうことです。

  1. 捻れタイプ
  2. 傾きタイプ

骨盤の捻れや傾きが起こってしまうと、上半身や下半身のバランスにも影響を及ぼしてしまう結果となります。そして上半身重心と下半身重心がずれてしまいカラダの中心のバランスも崩れてしまう結果となっている人も多いです。

1.捻れタイプ

捻れタイプとは左右の骨盤が水平面上で回転している捻れです。上の図のように左の骨盤が前に捻れて右の骨盤が後ろに捻れるパターンと、反対に左が後ろで右が前に捻れるパターンとなります。

・左の骨盤が前で右の骨盤が後ろに捻れる ⇒ 骨盤 左前方回旋・右後方回旋

・右の骨盤が前で左の骨盤が後ろに捻れる ⇒ 骨盤 右前方回旋・左後方回旋

2.傾きタイプ

傾きタイプとは左右の骨盤の高さが異なっているタイプの歪みとなります。上の図のように右の骨盤が左の骨盤よりも高い状態と、反対に左の骨盤が右よりも高い状態の2つがあります。

・右の骨盤が左の骨盤よりも高い歪み ⇒ 骨盤 右拳上・左下制

・左の骨盤が右の骨盤よりも高い歪み ⇒ 骨盤 左拳上・右下制

骨盤の歪みの確認方法

それでは自分の骨盤が歪んでいないかどうかをチェックしてみましょう。

1:前腸骨棘を触る。 

腸骨棘は骨盤の一番外側の前にあるでっぱった部位で一番触りやすい場所です。まずはここを触ってみて左右の差を確認します。

2:前腸骨棘の左右の位置を確認したら、歪みを確認する。

 前腸骨棘の高さが異なっていたら ⇒ 傾きタイプの歪みがある

 前腸骨棘の左右の水平バランスが異なっていたら ⇒ 捻れタイプの歪みがある

 最悪は高さと水平バランスの両方が異なっている ⇒ 傾きと捻れの複合タイプ

是非とも自分の骨盤の歪みを確認して、パートナーや家族の骨盤の歪みもチェックしてあげてください。

骨盤の歪みが全身にどう影響を及ぼすの?

骨盤の歪みを確認できたら、全身にどのような影響を及ぼすのかを確認します。これは骨盤の歪みのパターンにある傾きタイプと捻れタイプで影響が異なってきます。

捻れタイプの全身への影響

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左の骨盤が前で右の骨盤が後ろに捻れる ⇒ 骨盤 左前方回旋・右後方回旋

この骨盤が捻れた場合の全身への影響は骨盤から上の上半身が反対に捻れてしまう方が多いです。

つまり骨盤が左が前に捻れたら ⇒ 上半身は右が前に捻れます

骨盤と上半身の捻れ方は相反なんです。つまり反対に捻れるということです。なぜそうなるのかというとカラダを無意識的にまっすぐにするためのカラダの反応だからです。

骨盤が左が前に捻れた分を上半身で右に捻じってバランスを調整しているということになります。

上半身の捻れを一般的には肩甲骨の左右差と胸椎の捻れで対応している人が多いです。

結論として

捻れタイプの全身への影響は?

骨盤と相反の上半身の捻れでバランスを補完する。

骨盤 左前方回旋・右後方回旋  ⇒ 胸椎 左回旋 肩甲骨 左内転 右外転

骨盤 右前方回旋・左後方回旋  ⇒ 胸椎 右回旋 肩甲骨 左外転 右内転

つまり骨盤の捻れは胸椎と肩甲骨の左右差を引き起こす可能性があるということです。反対に肩甲骨や胸椎の捻れがある方は骨盤自体が反対方向に捻じれている可能性があります。

捻れタイプの人は是非とも胸椎と肩甲骨の左右差を確認してみてください。そして骨盤と相反に捻れが出現している場合には骨盤と胸椎の捻れには関係性がある可能性があります。その場合には捻れを調整してバランスの良い骨盤と胸椎を手に入れてみてください。

捻れタイプの骨盤調整方法について

骨盤 右前方回旋・左後方回旋  ⇒ 胸椎 右回旋 肩甲骨 左外転 右内転 ⇒ このパターンの反対の動きを引き出すことが重要となります。 下記の写真の女性のような 胸椎 左回旋 肩甲骨 左内転 右外転 の 動きをすることで、相対的に骨盤の右後方回旋・左前方回旋を引き出すことがかのうとなり骨盤の歪みを調整することが可能となります。

下の写真のような調整方法もお勧めです。この運動は胸椎左回旋、肩甲骨右外転・左内転の動きとなります。つまり骨盤 右前方回旋・左後方回旋  ⇒ 胸椎 右回旋 肩甲骨 左外転 右内転 の歪みの方におすすめの骨盤調整方法となります。

下の写真のように骨盤を動かすことで調整する方法もおすすめです。下の写真は骨盤の左前方回旋と右後方回旋を引き出す運動になっており、骨盤 右前方回旋・左後方回旋  ⇒ 胸椎 右回旋 肩甲骨 左外転 右内転の方におすすめの調整運動です。

骨盤の捻れを調整する運動を実施する際の注意点

・呼吸を止めないで実施すること ⇒ 息を止めてやってしまうと調整効果がでにくいです。

・頭の向きは胸椎の動きと連動して実施する ⇒ 胸椎 左回旋 なら 頭部 左回旋 する。反対に胸椎 右回旋 なら 頭部 右回旋する。(上記の調整方法の写真を参考にしてください。)

・骨盤調整運動を実施した後に、もう一度骨盤の歪みを確認して効果があるかどうかを必ず確認すること。(歪みが改善していない場合には違う調整方法をお勧めします。) 

傾きタイプの全身への影響は?

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傾きタイプが全身に及ぼす影響は、肩甲骨の左右の傾きに影響を及ぼし、結果として上半身重心の左右バランスの崩れに影響を及ぼす可能性があります。

骨盤の傾き ⇒ 肩甲骨の傾きの左右差も生じる ⇒ 相反の傾きとなる

骨盤 右拳上・左下制 ⇒ 肩甲骨 右下制・左拳上

骨盤 右下制・左拳上 ⇒ 肩甲骨 右拳上・左下制

捻れタイプで説明したように、骨盤の傾きを上半身の肩甲骨で補完してバランスを保とうとする場合が多いです。上の図のように左の肩甲骨が下制して右の肩甲骨が拳上している方は、骨盤は反対に左骨盤が拳上して右の骨盤が下制している方が多いです。そして背骨は左側屈してしまい背骨のバランスも崩れてしまいます。

上半身重心が胸椎7~9にあるので上半身重心が右に崩れてしまう為上半身のバランスの左右バランスが崩れてしまいます。骨盤の傾きの歪みは上半身重心の左右差にも影響をおよぼしてしまいます。重力が加わるのが左右異なるので、抗重力筋の左右バランスも崩れてしまいます。

傾きタイプの骨盤調整方法は?

傾きを調整するには傾きと相反する動きを行うに限ります。

下の写真ぐらいの動きができる人は傾きのアンバランスはほぼ問題ない可能性が高いです。しかし残念ながらこのような運動を実践できる人は少ないはずです。

下の写真の運動もかなりハードレベルです。骨盤左拳上右下制、肩甲骨左下制右拳上の人には下の写真の動作をお勧めしますが、一般的に傾きタイプの人はこのような動作はほぼ無理なレベルです。

下の写真のような運動がお勧めです。骨盤左拳上右下制のひとはこのような運動がおすすめです。反対に骨盤左下制右拳上のひとは写真の反対の左側屈をすればOkです。

下の写真のように立った状態で行ってもOKです。

下の写真のような調整方法でもOKです。骨盤右拳上左下制、肩甲骨右下制左拳上の骨盤修正方法には下の写真の調整方法がGOODです。

最後に

本日は骨盤の歪みが全身に及ぼす影響についてまとめてみました。骨盤の歪みは骨盤だけにとどまらず全身に影響を及ぼす可能性が高いです。逆に言うと骨盤の歪みがない姿勢は全身の姿勢のバランスが良いともいえます。是非とも自分や大切な人の骨盤の状態を確認して、もし歪みがあったなら骨盤調整を実施してみてください。大事なのは骨盤調整をした後に骨盤の歪みが改善しているかどうかです。皆さんの骨盤のバランスが良くなり人生のバランスが良くなることを祈っております。最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

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