姿勢のバランスが悪いとは?

姿勢のバランス

皆さんこんにちは。バランス良い人生に関する情報発信をしております、バラウンサーです。本日は姿勢のバランスが悪いとはどういうことなのかについて説明したいと思います。

姿勢のバランスが良いとは?

地球の重力の環境で身体重心である上半身重心と下半身重心をカラダの前後左右の中心にバランス良く整えていることができている姿勢がバランス良い状態となります。

カラダの中心である上半身重心と下半身重心と骨盤の重心がカラダの真ん中にあることで地球の重力が前後左右にバランス良く加わります。

つまり姿勢のバランスが良いということは地球の重力に対して、バランス良い姿勢といえます。 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2021-10-15_14h46_56.png

姿勢のバランスが悪いということは?

上半身重心と下半身重心が真ん中にない状態、つまり前後左右どちらかに傾いている姿勢がバランスが悪い姿勢となります。

傾いている姿勢とは単なる見た目が悪いという問題ではなく、「身体が機能不全を補うための適応」と捉える視点が重要です。

「姿勢の悪さ」とは「身体の代償(身体の歪みをカバーする動き)」としての結果の姿勢として表れる場合が臨床でよく経験します。

たとえば、

「猫背はただの癖ではなく、普段の動作で使われていない筋肉があるため、別の筋肉が過剰に頑張った結果、身体が前方に倒れやすくなっている状態です」

猫背がカラダに及ぼす影響については以下の記事でまとめております。

上半身重心は大体胸椎7~9番にありますので、胸椎が骨盤に対してどっちに傾いているかが重要な視点となるんです。

上半身の重心が右側に崩れていると骨盤に加わる上半身の重力も右側にシフトしてしまうため左側よりも右側のほうが重力が大きくなってしまいます。

つまり右と左のバランスが悪い姿勢となります。

下半身重心は大体ふとももの間になりますので、ふとももの間が両足に対してどっちに傾いているかが重要な視点となります。

下半身の重心が右側に崩れていると足部に加わる下半身の重力も右側にシフトしてしまうため左側よりも右側のほうが重力が大きくなってしまいます。

つまり左足よりも右足のほうが重力の影響を受けることになり、バランスが悪い姿勢ということになります。

そもそもカラダの重心が傾くと何で悪いの?

人は成長すると直立二足歩行をする生き物です。右足と左足を交互に動かして移動するために右足と左足のバランスはとても重要となるんです。

皆さまもケガとか関節の痛みなどで片側の足が上手く使えなくなると、普通に歩いたり立ったりすることが難しくなる経験をしたことがあると思います。

つまり右足と左足のバランスが崩れてしまいますね。

痛い方の足をかばったりして反対の足に負担が加わったり、上半身である腰や肩などに痛みが生じたりすることもあるかと思います。

地球上にいる限り必ず重力が加わってしまう為、重力をバランスよく適応させるためには、右足と左足それぞれちょうど半分づつ、重力が加わる必要があるんです。上半身も左半身と右半身ちょうど半分づつが理想なんですね。(厳密には内臓機能がまったく左右対称ではないので誤差はありますが)

そのためにはカラダの中心である骨盤が右足と左足のちょうど真ん中にある必要があるんです。

例えば、下記の図の方は上半身重心が右で下半身重心が真ん中で、合計するとカラダの重心が右側に崩れてしまっている人です。

下の図の人のように常に重心が右側にある人の場合には、重力が右足により影響してしまうため、長い年月で考えると重力が与えるストレスがより右足に加わる危険性があるんです。

右の足の関節痛や靭帯などへのストレスや上半身の左右のバランスが崩れることによる、腰痛や片頭痛や肩こりや全身倦怠感などなど。

長い目で見ると、何年後かに右の関節に痛みが生じたりする可能性もあります。

バランスが良い姿勢である重力が左右均等に加わる姿勢が、ストレスが均等に配分されることになり、人生をバランス良く生きるために必須な要素と言えます。

また、左足も重力が加わりにくいために生じるリスクもあるんです。

左足は重力が加わりにくい為に、右足よりも早く足の筋肉が弱くなったり、成長期のお子さんの場合には発達にも影響を及ぼす危険性があるんです。

上半身の微妙な左右の崩れが発達時期に生じると側弯などの疾患に発展するリスクも否定できないんです。

なので私は、上記のような上半身重心が右側に偏ってしまった方がいたら、できるだけバランスの良い姿勢にできるかどうかをチェックして、バランスの良い状態に戻せる人なら戻してあげるようにしております。

また、姿勢が悪くなる背景には、関節のバランスの問題や、特定の筋肉の過緊張が隠れています。これらをトータルで整えることが、根本的な改善の鍵です。

「放置した場合のリスク」

「姿勢が崩れると、筋肉だけでなく関節への負担も偏ります。それが長期化すると、慢性的な肩こりや腰痛だけでなく、関節の可動域制限(硬さ)に繋がるリスクがあります」

一旦崩れてしまうと改善するのに時間も体力も必要となってしまいます。

予防的な観点からも早い段階で姿勢の崩れに気づけるようになることは重要となります。

まとめると

 バランスが悪い姿勢というのは重力が加わるカラダの重心が真ん中にない状態だから、重心がどっち側に崩れているかで、カラダのどこにストレスが加わってくるかが分かります。

 皆さんも、是非とも自分や自分のお子さんや、自分の両親などの姿勢のバランスを視てあげてください。

最期まで記事を読んでいただきありがとうございました。皆様の姿勢のバランスが良くなり、人生のバランスがよくなることを心よりお祈り申し上げます。

「本記事は医師による診察に代わるものではありません」

「ご自身の姿勢が気になる場合や、すでに痛みがある場合は、自己判断せずにお近くの整形外科や理学療法士にご相談ください」

姿勢の崩れに関して質問等がある場合には下記のお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

「2026年6月:最新の理学療法知見に基づき、内容を一部修正・追記しました」

参考文献

・Neumann DA.
Kinesiology of the Musculoskeletal System

・日本理学療法士協会
https://www.japanpt.or.jp/

・PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/

・厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

・日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/

Shumway-Cook A, Woollacott MH.
Motor Control: Translating Research into Clinical Practice

この記事の執筆者

バラウンサー

理学療法士
臨床経験20年

整形外科領域を中心に、
姿勢評価・運動療法・身体機能改善に従事。

この記事は、臨床経験を持つ理学療法士が解剖学の視点で執筆しています。

▶ 運営者プロフィールはこちらhttps://balauncer.com/profile/

姿勢のバランス
バラウンサーをフォローする
バラウンサーブログ 人生をバランスよく生きるための情報発信ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました