皆さんこんにちは。バラウンサーです。本日は筋肉のバランスの中で、特に重要な腸腰筋についてまとめてみたいと思います。腸腰筋はカラダの中心にあって姿勢のバランスにも非常に重要な役割の筋肉になりますので是非とも読んでみてください。腸腰筋のバランスが崩れてしまうと全身の筋肉や姿勢のバランスに影響を及ぼしてしまう為、腸腰筋の筋肉のバランスはとても重要なんです。そして腸腰筋の筋肉バランスを整えてバランスのよい人生を歩んでいただければ幸いです。
腸腰筋とは?
大腰筋と小腰筋と腸骨筋の3つが関連している筋肉の総称です。カラダの中心である骨盤を覆っているとても重要な筋肉です。以下の記事でカラダの中心についてまとめています。
腸腰筋の作用とは?
股関節屈曲と骨盤前傾が主な作用です。そして運動の繋がりとしてあ骨盤が前傾すると背骨である腰椎も前弯が生じます。
太ももをお腹の方に近づける動きが股関節屈曲となります。腸腰筋はその中で特に需要な筋肉です。
骨盤が前に傾く動きが骨盤の前傾となります。腸腰筋と背中にある腰椎伸展筋が協調して骨盤の前傾を引き起こします。
腸腰筋の筋肉のバランスがなんで重要なの?
腸腰筋は右側と左側にそれぞれあり、左右で協調して骨盤の前傾の作用をしております。そのため、どちらか一方の腸腰筋が有意になったり一方が弱化したりしてしまうと骨盤の前傾をした際に、腰椎の歪みが生じてしまう可能性があるんです。
上の図のように背骨が歪んでしまう可能性があります。腸腰筋は腰椎に付着しているため、左右がバランスよく作用しないと腰椎の歪みが生じてしまう可能性があるんです。上図の方は左に比べて右側の腸腰筋が短くなっている可能性が高いです。上半身重心が左にシフトしてしまっているため重力が左に有意に加わってしまう為全身のバランスが崩れてしまう結果になります。酷くなると下記の図にあるようないろいろな症状が出現する可能性もあります。
上半身重心と重力についてまとめている記事については以下を参照ください。
上の図の方は左の腸腰筋が短縮してしまった方になります。腰椎が歪んでしまっていますが酷くなると、短縮した腸腰筋の側の骨盤も下制してしまいます。その結果左右の股関節のバランスも崩れてしまいます。また腰椎の上にある胸椎と頸椎のバランスも崩れてしまい結果として、全身の症状が出現する結果となります。腸腰筋の左右のバランスが崩れるだけで全身の姿勢のバランスが崩れてしまう危険性があるなんて、なかなか大変ですよね。しかし、逆に考えると腸腰筋の左右バランスを整えると全身の姿勢のバランスを整える事にも繋がるわけです。
結論として腸腰筋の左右のバランスはとっても大事なんです。
どうやって腸腰筋の左右のバランスを確認するの?
カラダにとっても大事な腸腰筋ですが、自分の左右の腸腰筋のバランスをどうやって確認したらいいんでしょうか?
これにはいくつかの方法があります。
- 姿勢のバランスでまとめた姿勢を自分で評価する
- 自動下肢伸展拳上テストを実施する
- 腸腰筋のバランスを評価できる治療院に頼る
1.姿勢のバランスでまとめた姿勢評価を自分でする
これは一番おすすめで自分自身のカラダのバランスを評価する能力を高める方法です。自分のカラダの重心を評価して骨盤の前後左右の歪みや背骨の頚椎や胸椎や腰椎の歪みを確認して総合的に腸腰筋の左右のバランスを把握する方法となります。自分自身の姿勢のバランスを確認できると、自分の子どもや両親や家族のバランスを評価することも可能となりますし、自分の大切な人の姿勢のバランスを評価することも可能となります。是非とも姿勢のバランスの記事を一度読んでいただいて姿勢の評価方法を確認いただければ幸いです。
2.自動下肢伸展拳上テスト
腸腰筋の左右の筋肉の活動を確認するテストです。
テスト方法:仰向けになります。膝を伸ばした状態で股関節を屈曲させます。左右交互に実施して、どちらの脚が上げにくい、つまり重かったかを確認します。左右の腸腰筋のバランスが整っている場合には左右の重さに差はない、つまりどっちも同じ重さとなります。
左右差があった場合には? ⇒ 左右の腸腰筋のバランスが崩れている可能性が高いです。
その場合には、1の姿勢のバランスを確認して、骨盤や背骨の歪みや重心がずれていないか確認してみてください。
そして大事なのは姿勢のバランスを整えてもう一度自動下肢伸展拳上テストを実施してみて、左右の重さが均一をとなったか確認してみてください。これがまだ差がある場合にはまだ問題が解決していない可能性があるので。
3.腸腰筋の左右バランスを評価できる治療院に頼る
前に提示した1と2の方法が自分では無理という人はプロに腸腰筋のバランスを評価してもらってください。
しかし本当の意味で腸腰筋の確認ができるプロがいる治療院に通院するようにお願いします。
プロがいる治療院であれば1と2の方法は理解できているはずです。これらの方法について説明がない所は腸腰筋の確認ができる治療院と言えない可能性があります。
もしこの治療院大丈夫?と疑問をもったら一度ご連絡いただければ幸いです。
腸腰筋の左右のバランスの調整方法
左右の腸腰筋のバランスが崩れてしまっている場合には調整した方がいいです。基本的には短縮している側の腸腰筋にはストレッチがお勧めです。ストレッチとは筋肉を伸ばすことです。腸腰筋は股関節を屈曲するためストレッチは股関節を屈曲の反対、つまり伸ばすことになります。一般的には、屈曲の反対、つまり伸展と言われております。
短縮している腸腰筋のストレッチを実施します。その後にもう一度自動下肢伸展拳上テストを実施して左右の確認をします。つまりストレッチの効果があったかどうかを確認するわけです。ストレッチ前後で差があった場合には今後も続けることを推奨します。しかし差がなかったなら別な方法を実践してみたほうがいいかもしれません。
腸腰筋のストレッチ方法について
上の図で左の股関節を伸展させていることで左の腸腰筋をストレッチしております。
下の図では、仰向けで左股関節を屈曲させることで反対の右側の腸腰筋をストレッチしております。
基本的には短縮している側の腸腰筋を重点的に実施していただければOKです。必ず息を止めないで実施してください。
そして大事なのはストレッチ実施後に自動下肢伸展拳上テストを実施してストレッチの効果があったかどうかを確認することを忘れないようにお願いします。
最後に
今回はカラダの中心にある、カラダのバランスにとって重要な腸腰筋の左右バランスについてまとめてみました。腸腰筋のバランスを整えると、全身の姿勢のバランスにもいい効果があり、全身の症状改善にもつながる可能性がありますので、是非とも自分の腸腰筋の左右バランスを確認していただければ幸いです。最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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