こんにちは。人生をバランスよく生活するための情報を発信しております、バラウンサーです。本日は前回の記事の続きとして、関節のバランスと姿勢のバランスの関係性について説明させていただきます。関節と姿勢は地球で生活するためには密接な関係性があるんです。関節のバランスが良いと姿勢のバランスも良くなり、反対に関節のバランスが崩れると姿勢のバランスも崩れる可能性が高いんです。
本日は関節の中で膝関節に注目して関節と姿勢のバランスの関係性について説明したいと思います。
関節のバランスとは?
関節の構造が年齢を重ねても維持できており、関節の痛みや炎症がない関節がバランスのよい関節となります。そして関節と関節の関連性が維持できている状態の関節がバランスのよい関節となります。
以下の記事で関節のバランスについてまとめています。
姿勢のバランスとは?
地球の重力の環境で身体重心である上半身重心と下半身重心をカラダの前後左右の中心にバランス良く整えていることができている姿勢がバランス良い状態となります。
上半身重心と下半身重心を結んだ線を重心線といいますが、バランスのよい姿勢はこの重心線が耳垂、肩峰、大転子、膝関節前部、腓骨外果の前方をまっすぐ通っている姿勢とされております。
この姿勢が皆さんが目指すべきバランスのよい姿勢となります。
以下の記事で姿勢のバランスについてまとめています。
姿勢のバランスがよい膝関節は?
一般的には膝関節の前を重心線が通るのがバランスの良い姿勢です。
つまり膝の関節の前を重心が通るため姿勢のいい人は重力の影響で膝が伸びるため筋肉を使用して膝を伸ばす必要が少ないんです。
重力という力を利用して、バランスの良い人は自然と膝が伸びて立つことができているんですね。
簡単に言うと、姿勢のいい人は筋肉を使わなくても膝が伸びているから、膝が曲がって転倒する危険性が低いということです。
以下の記事で重力がカラダに与える影響についてまとめています。
重力に逆らってカラダを支える筋肉を抗重力筋といいます。
この膝を伸ばすための抗重力筋は太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉なんですが、この筋肉を鍛えるための代表的な体操にスクワットというものがあります。
つまり膝を曲げるということは、膝を伸ばすための大腿四頭筋をより使う姿勢ということになります。
重力の影響で膝が曲がるため、大腿四頭筋で支えないとこの姿勢を保てないんですね。この体操をすることで太ももの前側にある大腿四頭筋を鍛えることが可能となります。
筋肉にストレスが加わることで、関節にもストレスが加わる場合があるんです。
大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉で膝関節をまたいでおります。この筋肉が姿勢を保つためにより必要になってしまったら関節にも影響を及ぼす可能性が高いんです。
なぜ大腿四頭筋という名前かというと、太もも(大腿)にある四つの筋肉の総称なんです。大腿直筋と内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つが集まって膝を伸ばす動きをしているんですね。そしてこの筋肉たちは膝のお皿である膝蓋骨を経由して膝のすねである脛骨粗面に付着します。
バランスの悪い姿勢で関節のバランスに与える影響は?
バランスの悪い姿勢シリーズで説明した、上半身重心後方で下半身重心前方でカラダの重心が後方にある方です。一般的には年齢を重ねた人に多い姿勢といえます。
以下の記事で姿勢の左右のバランスが悪いことについてまとめています。
以下の記事で姿勢の前後のバランスが悪いことについてまとめています。
この姿勢になった方に、多いのが膝の違和感ではないでしょうか?これは姿勢と関節のバランスが影響しております。このような姿勢の方の膝の違和感が膝のお皿である膝蓋骨のあたりが痛いとか違和感があるという訴えです。
このような姿勢になると膝関節の後ろを重心線が通ります。つまり重力は膝を曲げるように加わってしまうんです。
となるとこのようなバランス悪い姿勢の方は立っているだけでバランスの良い姿勢の人よりも膝を伸ばすための筋肉を使用しないといけないんです。
膝を伸ばすための筋肉は大腿四頭筋で膝のお皿である膝蓋骨を通って、すねに付着しているので関節にストレスが生じてしまうんです。これを「せん断力」といいます。
バランスの悪い姿勢の方はバランスの良い姿勢の人よりも大腿四頭筋の働きが必要になるため、膝関節にせん断力が生じます。このせん断力が何年も蓄積すると、膝関節の構造が破綻してきてしまい、結果として関節炎や変形性膝関節症につながる危険性があるんです。
最後に
徐々に関節にストレスが加わっていいる場合の多くが姿勢のバランスが崩れている場合が多いです。
ぜひ、関節に違和感がある人は一度自分の姿勢のバランスを見直してみてはいかがでしょうか?
是非とも、姿勢のバランス編の記事を参考にしていただけたら幸いです。
膝の違和感の多くが姿勢のバランスが崩れてしまっていることが原因の場合が本当に多い印象です。なので膝の治療をする時に、膝だけの関節のバランスを整えても、対処療法となりがちで、また違和感や痛みが再現することが多いんです。
本日は関節と姿勢のバランスの関係性について膝関節を中心に説明させていただきました。膝関節以外にも本日の記事は関連していて、ある関節に違和感や痛みが生じている場合には、その関節のバランスが崩れている原因は姿勢のバランスが崩れている可能性があるということを是非とも知っていただければ幸いです。皆様の関節のバランスと姿勢のバランスが良くなって日々の人生のバランスが良くなることを祈っております。本日は最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。次回は、運動のバランスについてまとめてみたいと思います。スポーツや運動がカラダのバランスに与える影響について理解していただくと、中学校での部活の選択や大人になってからの運動の選択の参考になるかと思います。
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